親からの援助なし!歯並びを矯正したいけどお金が・・という大学生へ
こんにちは。船橋市のタワーサイド歯科室、院長の齋藤です。大学生は、人生の中で最も自由度の高い期間かもしれません。卒業に必要な単位を取得する必要がありますが、部活やアルバイト、旅行など、自由な時間を上手に捻出できる時期でしょう。そのため大学生時代に、計画的に矯正治療を終える人が数多くいらっしゃいます。
ただ、ご両親からの援助がない場合は、矯正したいけどお金を準備できないという大学生も少なくありません。今回は、大学生のうちに矯正治療をするメリットや「矯正したいけどお金が準備できない」という理由で、治療に一歩を踏み出せない大学生へ向けて、いくつかアドバイスさせていただきます。
目次
矯正治療はいくらかかる?
歯並びを治したいけれど収入が限られている大学生にとって、何よりも気になるのは矯正治療にかかる費用です。ひと言で矯正治療といっても、実際にはいくつかの種類があり、治療に使う装置によっても費用が変わってきます。ここでは矯正したいけれどお金の工面が難しいという大学生に向けて、費用順に矯正治療の種類をご紹介します。
【部分矯正】200,000~600,000円程度
歯並びが気になる部分だけを治す部分矯正は、標準的な全体(全顎)矯正よりも費用が安くなっています。歯並びの状態によって費用は大きく変動しますが、一般的な部分矯正は200,000~600,000円程度で受けられます。前歯1~2本を少しだけ動かすようなケースなら、200,000~300,000円ほどで治療できるため、矯正したいけれどお金がないという大学生にも手が届く範囲の費用感といえるでしょう。これくらいの金額であれば、大学生も頑張ってアルバイトをすれば準備可能な額だと思います。
【全体(全顎)矯正】700,000~1,000,000円程度
全体(全顎)矯正はすべての歯が治療対象となるため、治療費は部分矯正より高くなります。透明なマウスピースを使うインビザラインの費用は、800,000~1,000,000円程度が全国的な相場です。歯の表側にブラケットをつけるワイヤー矯正では、700,000~800,000円程度の費用がかかります。ブラケットを歯列の裏側に装着する裏側矯正は、1,200,000~1,400,000円程度の費用がかかります。
これだけ高額になると、ご両親からの援助がない大学生にとっては、手の届かない治療となってしまうことでしょう。そんな大学生には、これから説明する矯正の支払い方法について是非とも知って頂ければと思います。
実はいろいろ選べる支払い方法
矯正治療にかかる費用は、必ずしも現金で一括払いする必要はありません。矯正の歯科医院は、いろいろな支払方法に対応しているところがほとんどです。治療費が数十万円になったとしても無理なく返済できるプランを作り出せることでしょう。具体的には、次に挙げるような支払いの選択肢が用意されています。
クレジットカード
大学生は学生向きクレジットカードを作ることができます。日々の支払いに活用している人も多いでしょう。矯正治療の費用となると限度額を超えてしまう可能性も高いですが、部分矯正であればクレジットカードで支払うことができるかもしれません。ただし歯科医院によっては、クレジットカードの一括払いのみに対応していることも珍しくありません。また使うことのできるカードに制限がある場合があります。これらの点は事前にしっかり確認しておきましょう。
デンタルローン
矯正したいけどお金が準備できないという大学生にとって、矯正治療を受けるための最も現実的な方法は「デンタルローン」の活用です。歯科治療に特化した立替払いサービスであるデンタルローンなら、最大80回程度まで分割できるだけでなく、金利も低くなっています。毎月10,000~20,000円の支払いで全体(全顎)矯正を受けることも可能となります。ただし、大学生がデンタルローンを検討する際には、注意しなければならない点があります。それは借り入れ条件です。
デンタルローンは「安定した収入がある成人」であることが借り入れ条件として挙げられているため、多くの大学生はデンタルローンの審査に通ることが難しいのが現実。そこで必要となるのが親御さんの協力です。デンタルローンを親権者名義で申し込んで、毎月の支払いは自分で行うというパターンがとても多くなっています。
歯科医院独自の分割払い
矯正の歯科医院では、独自の分割払いを設定しているところもあります。例えば、矯正治療にかかる費用を1年半で4回に分けて支払う方法を用意している歯科医院などがあります。全体(全顎)矯正に800,000円の費用がかかったとして、それを4回に分けて支払うのであれば、矯正したいけどまとまったお金が準備できない大学生でも、頑張ってアルバイトをすることで返済可能となるでしょう。金利、手数料や分割回数などは歯科医院によって設定がまちまちなため、治療を受けようとする歯科医院へお問い合わせください。
大学生のうちに矯正治療するメリット
ここまでは矯正治療の費用相場や支払い方法のバリエーションについて解説してきました。矯正したいけどお金の準備が難しい大学生が、無理なく治療を受けられる方法がいくつか見えてきたかと思います。ただ親御さんの協力が必要な方法も含まれているので、そこまでして大学生のうちに矯正治療を受ける必要があるの?と思う人もいらっしゃることでしょう。矯正の専門家からすると、大学生のうちにアルバイトをしてでも矯正治療するメリットは結構大きいと考えます。それは次のような理由からです。
大学生は時間的な余裕がある
社会人になると金銭的な余裕が少しずつ出てくるため、矯正治療費の支払いについてハードルが下がります。一方で時間的な余裕が大学生に比べると少なくなります。一般的に大学生の方が自由に使える時間の絶対量が社会人よりも多く、講義の時間割もある程度自由に組めることから、矯正歯科への通院も継続しやすいと言えます。
20歳前後は歯が動きやすい
私たちの顎の骨は、若い時ほど代謝が活発です。それが30代、40代になるにしたがって代謝が低下して、少しずつ歯が動きにくくなります。その結果、矯正の治療期間が長くなったり、治療中の痛みにつながったりします。それだけに歯が動きやすい20歳前後で矯正を行うメリットはかなり大きいといえます。
自信を持って就職活動できる
大学1~2年生から矯正治療を始めれば、就職活動を行う頃には美しい歯並びが手に入っていることでしょう。矯正によって口元のコンプレックスが解消されることで、笑顔に自信が持てるようになることでしょう。その結果、人前で話すことや自分をアピールすることを自信を持って行える一助に必ずなることでしょう。それは就職活動を行う上で、とても大きな武器になることは間違いありません。
まとめ
今回は、親御さんからの援助がなく、矯正したいけどお金の準備が難しい大学生に向けて、いくつかアドバイスさせていただきました。矯正治療には部分矯正と全体(全顎)矯正があり、前者であれば200,000~300,000円で治療を受けられることもあります。全体(全顎)矯正も費用を分割払いすることで、大学生でも無理なく返済するように工夫ができます。
ここまで説明したように、大学生で矯正するメリットはかなり大きいと言えます。歯並びを治すことを金銭的な理由で諦めずに済む方法が見かれば、そのメリットを享受できますね。矯正をする上で絶好の期間といえる大学生時代を無駄にしないためにも、まずは矯正の歯医者さんに相談してみることをオススメします。
斎藤 院長
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