スマイルデンチャーSMILEDENTURE

見た目が自然で美しい入れ歯を希望される方へ 金属のバネがある部分入れ歯にご不満がある方に、スマイルデンチャーはお勧めです。

スマイルデンチャーとはOVERVIEW

金属のバネがない弾力性に富んだ入れ歯

スマイルデンチャーとは、金属製のバネがない入れ歯です。いわゆるノンクラスプデンチャーの一種で、目立たない点が大きな特長となっています。また、入れ歯の沈下防止装置である“レスト”相当部分の歯の切削のみ必要で、ブリッジ製作時のように歯を大きく削る必要はありません。

しなやかで割れにくいナイロン製の素材は装着感が良好で、今までの入れ歯に比べ異物感が生じにくくなっています。「スマイルデンチャー」は、従来のクラスプデンチャーが合わないという方に特にお勧めできます。

スマイルデンチャー

スマイルデンチャーの特徴FEATURES

スマイルデンチャーは、次のようなメリットとデメリットがあります。

|メリット|

・見た目が自然
スマイルデンチャーにはクラスプ(金属製のバネ)がないことから、入れ歯を目立ちにくく仕上げることができます。歯茎を覆う部分もピンク色のナイロンで作られているため、欠損部を自然な形で補うことができます。

・割れにくい
保険診療の入れ歯には、アクリルレジンというプラスチックが使われており、衝撃によって割れることがあります。入れ歯を洗面所で落とした際に義歯床が割れる、亀裂が入るといったトラブルは日常的に起こり得ます。それに比べスマイルデンチャーに使われるナイロンは、耐衝撃性に優れた材料なので割れにくく、耐熱性や耐摩耗性、耐薬品性にも優れており、経年的な劣化も進みにくくなっています。

・装着感がいい
ナイロンはとても丈夫で弾力性に富んでいるため、入れ歯を軽くすることができます。多くの場合、装着時の異物感をアクリルレジン製の入れ歯に比べて少なくできます。

・心身への負担が少ない
スマイルデンチャーによる入れ歯治療では、ブリッジのように残った歯を沢山削ったり、インプラントのように顎の骨にチタン製のピンを埋めたりする処置は必要ありません。欠損部に優しくはめ込むような形で入れ歯を装着できることから、治療時にかかる心身への負担を最小限に抑えられます。

・ノンクラスプの先駆けとなるブランド
スマイルデンチャーの製作は2004年から始まっています。数あるノンクラスプデンチャーの中でも歴史の古いブランドであり、豊富な診療実績がメリットのひとつです。症例数は累計で25万を超えています。

|デメリット|


・保険が適用されない
スマイルデンチャーは、審美性・機能性・耐久性を追求できる入れ歯であるため、保険が適用されません。原則として自費診療となることから、保険の入れ歯よりも費用負担が大きくなります。

・修理が難しい
スマイルデンチャーは、保険の入れ歯よりも壊れにくのですが、破損した際の修理が難しいデメリットがあります。保険の入れ歯であれば、破損した部分にレジンを足したり、人工歯を加えたりすることができますが、スマイルデンチャーの場合はそうした修理が困難です。

スマイルデンチャー利用者の声VOICE

スマイルデンチャーを利用した人の使用感は、「日本審美学会総会・学術大会」で発表された満足度調査結果によって知ることができます。この調査では「友人に薦められる」と回答した人は79%、「次回もスマイルデンチャーにする」回答した人は76%でした。満足している点としては、「目立たない」「ぴったり」「小さい・軽い」が多くを占めています。調査に協力された方の大半は50代以降で、過去に保険診療の入れ歯を使った経験があります。(日本歯科審美学会報告:スマイルデンチャー満足度調査アンケート)

スマイルデンチャー満足度調査結果

|スマイルデンチャーのFAQ|

  • Question

    スマイルデンチャーは歯1本分でも作れますか?

    Anwer

    1本の歯を失ったケースから作ることができます。スマイルデンチャーは取り外し式の装置なので、ブリッジのように残った歯を沢山削る処置は不要です。

  • Question

    スマイルデンチャーは歯が何本残っていれば適応できますか?

    Anwer

    理論的には、歯が1本残っていれば適応できます。私たちの歯は片側の顎に合計14本(親知らずを除く)ありますので、13本失っているケースまでスマイルデンチャーで対応可能ということになります。ただし、スマイルデンチャーの構造上、少なくとも歯が3~4本は残っていなければ、十分な安定性を確保することが難しいと考えられます。

  • Question

    エステショット・ブライトとの違いは何ですか?

    Anwer

    同じノンクラスプデンチャーに分類されるエステショット・ブライトでは、「ポリエステル樹脂」という素材を使用します。これはスマイルデンチャーのナイロンよりも少し硬く、破損した際に修理しやすい素材です。ナイロン樹脂製のスマイルデンチャーは破損した場合の修理が難しく、再製作で対応することになります。

  • Question

    寝るときは外せますか?

    Anwer

    通常の入れ歯と同様、寝るときは外して、食事のときは着けるようにしましょう。ただし、患者さんのお口の状態によっては、寝る時もスマイルデンチャーを着けたままにした方が良い場合もあります。例えば、残存歯数が少ない場合は、スマイルデンチャーを着けたままにしておいた方が残った歯にかかる負担を軽減できます。歯並びも安定しやすくなることでしょう。そうした特別な理由がない限りは、衛生面と誤飲のリスクを考慮して、寝るときに外すことが推奨されます。この点はよく主治医とご相談ください。

  • Question

    スマイルデンチャーの耐用年数は?

    Anwer

    3~5年程度といわれています。スマイルデンチャーの設計や取り扱い方法、ケアの状況によっては装置の寿命も大きく変わりますので、その点はご注意ください。取り扱い方法が悪いと、1~2年で壊れてしまうこともあります。

  • Question

    スマイルデンチャーのお手入れについて教えてください

    Anwer

    スマイルデンチャーの表面に付着した汚れは、標準的な入れ歯と同様、やわらかい歯ブラシなどで機械的に除去してください。 また、お口の中へ入れる器具全般に使用できる「リテーナーシャイン」という洗浄剤のご使用を合わせてお願いします。 「スマイルクリーナータブレット」というスマイルデンチャー専用を謳った洗浄剤もあります。