インビザラインプロバイダーとは？ ランクが低いとダメな矯正歯科なの？
こんにちは！船橋市のタワーサイド歯科室、歯科衛生士の杉山です。マウスピース矯正のインビザラインには、アライン社独自のステータスランクというものがあります。診療実績が豊富な歯科医院には「ゴールドプロバイダー」や「プラチナプロバイダー」といったステータスが付与されます。
このようなランク制度はワイヤー矯正にはもちろんのこと、その他のマウスピース矯正にもないもので、ランク付けをどう判断すれば良いのか戸惑う方も多いことでしょう。今回はそんなインビザラインプロバイダーについて、船橋のタワーサイド歯科室が分かりすく解説します。
インビザラインプロバイダーとは
インビザラインプロバイダーとは、歯科医院の年間の症例数に応じて認定されるステータスランクです。下は「ブロンズ」から最も高いものは「レッドダイヤモンド」というランクが付与されます。原則は矯正歯科医個人に対するステータスランクですが、現実には矯正歯科医個人ではなく、特定の矯正歯科医院グループ全体のステータスランクのことがあります。
レッドダイヤモンドは年間1,000症例以上に与えられるランクで、現状日本では1～2医院しか認定されていません。お一人の矯正歯科医が年間1,000症例を扱うのは到底無理ですので、複数の矯正歯科医の先生がご勤務され、複数店舗を運営されている医院様であると思われます。船橋のタワーサイド歯科室は、年間50症例以上のプラチナプロバイダーに認定されています。
矯正歯科選びとインビザラインプロバイダーについて
矯正歯科選びの基準を設けることが大切
歯並びの治療は、診療を担当する歯科医師の技術・知識・経験によって結果が大きく変わるため、矯正歯科選びは慎重に行う必要があります。ただ、インターネットで検索をすると無数の矯正歯科が表示され、インビザラインに対応している医院も増えていることから、何を基準に選択したら良いのか分からないのが現状といえます。そんな時に参考になるのが「インビザラインプロバイダー」です。
【重要】ステータスランクは1つの基準でしかない
インビザラインプロバイダーは、ピラミッド型のステータスランク制度を設けることで矯正歯科選びの分かりやすい基準となります。インビザラインは診療プロセスの大半がデジタル化されているとはいえ、実は歯科医師の技量に依存する部分も大きい治療法です。従って治療実績数が豊富であるほど矯正の精度も高まります。端的に言えば、年間10症例未満のブロンズプロバイダーより、年間50症例以上を治療しているプラチナプロバイダーの方が多くの知見を蓄積していると言えるでしょう。
ただし、それだけでインビザライン矯正の優劣が決まるわけではありません。ステータスランク制度が認定しているのはあくまで「数」の部分だけです。歯科医師が持つ知識や技術、これまでインビザラインで矯正治療を受けた患者さんの満足度などは一切反映されていない点にご注意ください。
また、勤務する矯正医の症例数をすべて合計した、特定の矯正歯科医院グループ全体の実績数であることもあり、あなたの矯正を担当してくださる矯正歯科医個人の実績数ではない可能性がある点にも注意が必要です。これらの点も踏まえた上で、インビザラインのステータスランクを矯正歯科選びの材料のひとつとして利用すると良いでしょう。
対応している矯正法の種類も重要な基準
インビザラインの矯正歯科を探す時には、ステータスのランクだけではなく、その他の矯正法に対応しているか否かも選定基準に加えると良いでしょう。インビザラインは標準的なワイヤー矯正とは異なる仕組みで歯並びを治します。それぞれの治療法に得意な歯並びと不得意な歯並びがあることから、両方の治療法に対応している歯科医院だと心強いです。
たくさんの矯正法に対応しているということは、それだけ知識が広く、幅広い治療内容に対応できることを意味します。仮にインビザライン矯正を行うにしても、治療の過程で万が一行き詰まった場合に、より良い答えを導き出せるのはインビザライン以外の方法にも精通している歯科医師であることは間違いありません。また、ワイヤー矯正に対応している歯科医院であれば、インビザラインとコンビネーションで歯並びを治すという選択肢も提案できます。
【インビザライン】矯正歯科選びの8つの基準
インビザラインの矯正歯科を探している人は、次に挙げる８つの基準を参考にすると良いでしょう。
- 基準1：インビザラインプロバイダーのステータスランクが高い
- 基準2：インビザライン以外の矯正法にも対応している
- 基準3：インビザラインの全体矯正・部分矯正の両方を行える
- 基準4：料金体系が明瞭（内訳もきちんと説明してくれる）
- 基準5：iTero（アイテロ）；口腔内三次元スキャナーを導入している
- 基準6：カウンセリングが丁寧 基準7：担当する歯科医師との相性が良い
- 基準8：むし歯や歯周病についてのケアができる
これらの基準すべてに該当する必要はありませんが、より多くの基準を満たす歯科医院ほど、質の高い術前カウンセリングとインビザライン矯正を受けられる可能性が高まります。繰り返しになりますが、インビザラインプロバイダーのステータスランクの高低は絶対的な指標ではなく、あくまでひとつの判断材料でしかないことをご理解ください。
インビザライン提供医院の検索方法
ここまでは、インビザラインプロバイダーというステータスランク制度について解説してきましたが、実際に治療を提供している歯科医院の検索方法についてもここでお伝えします。インビザライン矯正に対応している歯科医院は、インビザラインジャパンの「インビザライン製品で歯列矯正ができる歯科医院を検索」というページで調べることができます。インビザラインの公式ページに移動すると、日本地図が表示されますので、該当する都道府県をクリックして、お住いの地域をさらにクリック。そうした直感的な操作でインビザライン提供医院を検索することが可能です。検索条件は、住所や駅名、歯科医院名などでも絞ることができます。
まとめ
今回は、インビザラインプロバイダーというステータスランク制度について、船橋のタワーサイド歯科室が解説しました。インビザラインプロバイダーのステータスランクはとても分かりやすい指標となるため、ともするとこれだけで歯科医院を評価しがちです。しかし矯正治療の良し悪しは「症例数の多さ」だけで決まるものではありません。さらに担当してくださる矯正歯科医個人のステータスランクではない可能性がある点にも注意が必要です。
医療において症例数は多いに越したことはないものの、それ以外にも重要な基準となるポイントが存在しています。
インビザラインで矯正をお考えであれば、インビザラインプロバイダーというステータスランク制度は、“より良い歯科医院探すための、数ある基準の中のひとつ”と捉えておくことが大切です。船橋でインビザライン矯正を検討中であれば、ぜひプラチナプロバイダーでもあるタワーサイド歯科室までご相談ください。
歯科衛生士 杉山
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