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前歯の矯正はワイヤー、マウスピース、セラミックどれが良い?

カテゴリー: 矯正治療全般

こんにちは!船橋市のタワーサイド歯科室、歯科衛生士の加藤です。前歯は歯並びの中で最も目立ちやすい部位です。それゆえに、「矯正治療を始めようかな」と考え始めるきっかけになることがとても多いと言えます。

歯科の観点からですと、外見上は同じように見える前歯の歯並びの乱れでも、原因が異なったり、治療法が全く違うことが多々あります。気になる場合にはお気軽に歯科医院でご相談していただき、アドバイスをもらってくださいね。

今回はそんな前歯の矯正について詳しく解説します。

そもそも、どこまでが前歯なの?

「前歯」というと、多くの方は真ん中から1本目、ないしは2本目までの、左右合わせて2~4本の歯をイメージするかもしれません。実際には真ん中から3番目の“犬歯”まで含みます。専門的な言い方をすると前歯は「中切歯」「側切歯」「犬歯」の3種類があり、上下左右で合計12本あります。

前歯の歯並びでよくある症状

前歯の歯並びは、奥歯とも密接に絡んでいるために、治療を行う場合には前歯だけでなく、奥歯まで動かす必要があることが大変多くなります。このことを念頭において以下の説明をご覧ください。

まず、前歯の歯列不正・不正咬合としては、次のような歯並びが挙げられます。

出っ歯(=上顎前突)

前歯の歯並びの異常の中でも最もポピュラーな歯列不正です。その名の通り前歯が前方に出っ張っているものを指します。「口ゴボ」と呼ばれることもあります。唇が閉じにくい、歯やお口の中が乾燥しやすい、前歯で食べ物を噛みにくい、といった症状が認められます。

すきっ歯(=正中離開)

上顎の前歯の真ん中にすき間が生じている歯並びです。広い意味では「空隙歯列(くうげきしれつ)」という歯列不正に分類されるのですが、特に上顎前歯の真ん中に隙間が生じたものを「正中離開(せいちゅうりかい)」といいます。

最も目立つ部位にすき間があるので、口元の審美性が大きく低下します。その他、息漏れが生じて発音が悪くなる、食べ物が詰まりやすくなる、といった症状に悩まされることが多い歯並びです。

受け口(=下顎前突)

下顎の前歯、あるいは顎が前方に飛び出している歯並びです。「顎がしゃくれている」と表現されることがあります。また、前歯で食べ物が噛みにくい、滑舌が悪くなる、奥歯に負担がかかりやすい、といった症状も現れます。

受け口は骨格的な原因で生じることもあるため、小学校低学年の子供の頃に治療を開始した方が良いといえます。成長と共に再発することがあるため、改善後も経過観察の期間が高校生頃まで必要になることがあります。

八重歯(=叢生)

八重歯は、上顎の犬歯が外側に飛び出した歯並びです。いわゆる“叢生(そうせい)”の一種で、広い意味では乱ぐい歯とも呼ばれます。日本人にとって八重歯は良いイメージを持たれることも多く、そもそも矯正治療の必要性を感じない方もいらっしゃいますが、デメリットが多い点にご注意ください。

八重歯は明らかに歯列不正の一種と言え、歯磨きしにくく汚れがたまりやすい、口臭が発生しやすい、犬歯が噛む機能を担えないのでその他の歯に負担がかかるなど、極めてたくさんのデメリットを伴っているのです。

もちろん、治療をなさるかどうかは患者さんの価値観・考え方を優先すべきで、最終的には患者さんご自身の判断に委ねられます。

前歯の矯正治療はどれが良い?

前歯の歯並びの乱れは、次に挙げる方法で改善できます。

ワイヤー矯正(ワイヤー矯正の表側矯正)

ブラケットと金属製のワイヤーを用いた矯正法です。前歯の歯列不正のほとんどに適応することができます。個々の歯を三次元的に動かすのも得意な装置なので、八重歯・乱ぐい歯なども効率良く矯正できます。歯列の表側に装置を装着することから、矯正中は装置が人目に触れることになります。

また、装置の中に食べ物が詰まりやすく、虫歯・歯周病のリスクが上昇する点にも注意しなければなりません。

ワイヤー矯正(ワイヤー矯正の裏側矯正)

ブラケットとワイヤーを歯の裏側に装着する矯正法です。基本的な仕様は表側矯正と同じですが、正面から見たら何も着けていないように見えることから、矯正中であることに気付かれないケースがほとんどです。

ただし、治療中の異物感や痛みが強く、患者さんには多大なご辛抱を強いることがあります。また装置の性質上、表側矯正よりも適応範囲が狭い、治療費が高くなる、といったデメリットを伴います。

マウスピース型矯正装置(インビザライン)

マウスピース型矯正装置のインビザラインは、前歯の歯並びの異常も改善することができます。ポリウレタン製の透明なマウスピースを使用することから、装置が目立ちにくいです。食事や歯磨きの際にマウスピースを取り外せる点も大きなメリットといえます。

出っ歯や受け口、すきっ歯などもきちんと治せますが、骨格的な異常が原因となっているようなケースでは、インビザラインで対応できません。

部分矯正

前歯の歯並びの異常は、ごく一部ですが“部分矯正”で改善することが可能な場合があります。例えばインビザラインでも「前歯のみ」で矯正受けられますので、気になる方はお気軽にご相談ください。前歯だけの矯正は、治療期間が大幅に短縮されるだけでなく、費用もかなり安くなります。ワイヤー矯正法でも同様に、前歯のみの治療が可能となっています。

小児矯正

ここまで、大人の前歯の矯正治療についてご紹介してきましたが、子供の出っ歯や受け口は治療方法が少し異なります。いわゆる“小児矯正”では、前歯の歯並びの乱れを細かく整えるのではなく、顎の骨の発育に働きかけるからです。

例えば、出っ歯や八重歯というのは、顎の骨が小さく、スペースが不足することで生じやすい歯列不正です。その場合、矯正装置を使って顎の骨の発育を正常に促し、スペース不足を根本から改善する方が最善の治療法であるといえます。これは小児矯正でなければ行えない治療です。

当院では、インビザライン・ファースト、プレオルソ、ワイヤー矯正、床矯正などを使って、子供うちから始める矯正治療を行っております。

前歯のセラミック矯正について

前歯の歯並びの乱れを改善する方法としては、もうひとつ「セラミック矯正」という選択肢が挙げられます。これはセラミックやジルコニアといった見た目に大変美しい人工の歯を被せることで、歯の大きさや傾き、位置などを調整する方法です。

“矯正”という名前が付いていますが、歯自体の移動は行いません。患者さんご自身の歯を全周削り、削ったところへ大きさ、形、色などを調整した人工の歯を被せます。この方法ですと全体の歯並び・かみ合わせは改善されませんのでご注意ください。

まとめ

前歯に現れた歯列不正、不正咬合の矯正は、大人と子どもで治療方法が異なります。また、部分矯正にするか、全体矯正にするかでも、治療内容は大きく変わってきます。関心のある方はタワーサイド歯科室までお気軽にご相談ください。当院では、前歯の歯並びの異常を改善するさまざまな矯正方法をご提案致します。

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歯科衛生士 加藤

歯科衛生士 加藤

定期的なクリーニング・メンテナンスを担当します。みなさまのご希望にこたえられるよう、日々努力してまいります。よろしくお願いします!出身地は茨城県です。美味しいお店、かわいいショップなど紹介してください♪

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