中学生の歯列矯正にはマウスピース矯正がオススメです

こんにちは。船橋市のタワーサイド歯科室、院長の齋藤です。矯正治療は、早いうちに始める方がメリットが多いと言われます。そのため、中学生からでは遅いのではと心配される方も少なくありません。しかし、結論から申し上げると、中学生での歯列矯正は非常に適したタイミングです。
今回は、中学生から始める歯列矯正の具体的なメリットや注意点、特にマウスピース矯正を推奨する理由を、船橋駅2分のタワーサイド歯科室が詳しく解説します。
目次
中学生から歯列矯正を始めるメリット
小児矯正の第2期治療に該当する「歯列矯正」を中学生から始めることで、以下のような多くのメリットが得られます。
【メリット1】歯が動きやすい
矯正治療では歯を動かす際に、骨の吸収と再生が繰り返されます。これは「代謝」の一環で、若いほどそのサイクルが速く活発であることが知られています。特に中学生は身長が大きく伸びる成長期の真っただ中にあり、歯も動きやすい状態にあります。そのため、矯正期間が成人よりも短く済むことが期待できます。
【メリット2】抜歯の必要が少ない
中学生は下顎骨の成長がまだ残っているため、下顎歯列にスペースが不足していても抜歯矯正を避けられる可能性があります。また、下顎骨の成長を利用して、上顎の歯の抜歯を回避できることもあります。これは永久歯を温存できるという点で、患者さんとそのご家族にとって大きな安心材料となります。
【メリット3】将来的な不正咬合の予防
歯並びや噛み合わせは、加齢や習癖によって悪化することがあります。中学生の時期に矯正を行うことで、将来的な出っ歯や受け口、乱ぐい歯といった不正咬合を未然に防ぐことができます。
【メリット4】口腔衛生の改善
歯列が整うことで歯磨きがしやすくなり、虫歯や歯周病の予防に効果があります。さらに、口臭が軽減されることで、多感な思春期の精神的ストレスを和らげることができます。
中学生が矯正を始める際の注意点
メリットが多い一方で、中学生の歯列矯正にはいくつかの注意点も存在します。
【注意点1】装置の見た目への配慮
思春期の中学生にとって、見た目の悩みは大きな問題となり得ます。特に目立つ矯正装置が原因でコンプレックスを抱える可能性があるため、透明なマウスピース型矯正装置を選ぶことで負担を軽減できます。
【注意点2】部活動への影響
矯正装置の種類や使用状況によっては、運動部や吹奏楽部などの活動に支障をきたす場合があります。選択した装置の種類や競技内容、演奏する楽器の種類によっては、パフォーマンスの低下につながる場合がありますため、事前に装置の特性や部活動への影響を確認し、最適な治療法を選ぶことが重要です。
【注意点3】引っ越しの可能性
矯正治療は通常1~3年の期間が必要です。この間に引っ越しの予定がある場合は、治療計画に注意を払う必要があります。転院が可能な場合もありますが、事前にその選択肢を確認しておくことが大切です。
マウスピース矯正がオススメな理由
当院では中学生の歯列矯正にマウスピース矯正(インビザライン)を推奨しています。以下にその理由を挙げます。
【ポイント1】目立たない装置
マウスピース矯正は透明な素材で作られており、装着時でもほとんど目立ちません。このため、思春期の患者さんの見た目の悩みを大幅に軽減できます。
【ポイント2】部活動への影響が少ない
取り外し可能で大変薄いマウスピース型矯正装置は、運動や楽器演奏への影響を最小限にできます。これにより、部活動を続けながら安心して治療を進めることができます。
【ポイント3】転院のシステムが整っている
インビザラインは治療データがデジタルで保存されるため、転院が必要な場合でも治療をスムーズに引き継ぐことが可能です。国内で広く普及しているため、対応できる歯科医院も多いのが特徴です。
【ポイント4】食事の自由度
食事中はマウスピースを外せるため、食べ物が装置に詰まる心配がありません。このため、友人との食事もストレスなく楽しむことができます。
費用について
中学生の矯正治療費は症例により異なりますが、軽度の場合は50万~60万円程度、重度の症例では100万円前後となることが一般的です。医療費控除の対象となるため、経済的なご負担を軽減することができます。
まとめ
中学生での歯列矯正は、成長期の特性を最大限に活かせるため、多くのメリットがあります。当院では、見た目や生活への負担を最小限に抑えたマウスピース矯正を推奨しています。お子さんの歯列矯正についてお悩みの方は、タワーサイド歯科室までお気軽にご相談ください。

斎藤 院長

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