インビザラインの通院頻度は月に何回?何をするの?
こんにちは!船橋市のタワーサイド歯科室、歯科衛生士の加藤です。マウスピース型矯正装置のインビザラインは、透明なポリウレタン製のマウスピースを使用して歯並びをキレイにする治療法であり、従来法にはないたくさんのメリットがあることから人気は高まる一方です。
今回はそんなインビザラインの通院頻度や洗浄頻度を中心に、この矯正法の特徴について詳しく解説します。
目次
インビザラインの特徴とメリット
インビザラインの特徴
インビザラインは、アメリカで開発されたマウスピース矯正治療システムで、これまでに世界で1,200万人を超える人が歯並びの改善に使用してきました。インビザラインの人気が高まっているのは日本だけではないのです。
最も標準的な治療法であるワイヤー矯正と比較すると、治療中において快適な面が多く、逆に適切な治療効果が見込めるのか不安に感じる方もいらっしゃるようです。
ただこの点はご心配不要です。船橋のタワーサイド歯科室では2007年からインビザライン矯正の症例を積み重ねておきており、インビザラインでの治療に適しているかどうかを含めて、詳しくご提案することができます。
インビザラインのメリット
インビザラインには、次に挙げるようなメリットがあります。
- 装置が透明なので目立ちにくい
- 食事や歯磨きの際に装置を取り外せる
- 比較的弱い力で歯を移動させるため痛みが少ない
- マウスピースの厚みは0.5mm程度であり装着時の違和感、異物感が少ない
- 装置が故障することは稀で、粘膜を傷つける恐れが少なく、ストレスが少ない
このように、インビザラインは従来のワイヤー矯正の弱点をすべて克服したような治療システムとなっており、数年間に及ぶ治療期間も快適に過ごすことが可能です。しかも、インビザライン矯正には「通院頻度が低い」というメリットもあるのです。
インビザライン矯正中の通院頻度は月に何回?
インビザライン矯正では、始めたばかりの頃と慣れてきてからとで通院頻度に少し違いがあります。
初期の段階の通院頻度は「1ヶ月に1回」
インビザライン矯正を始めて間もない頃は、一般的な矯正治療と同じように「1ヶ月に1回」通院するのが望ましいです。インビザラインのマウスピース(アライナー)は、患者様ご自身で着脱の管理をしていただく装置となっており、慣れるまでどうしても時間がかかってしまいます。
1日20~22時間という装着時間を守っていただくことはもちろんのこと、マウスピースが歯列にしっかりはめ込めているかも重要なポイントです。
その他にも初期の段階ではいくつかのトラブルが起こりやすいことから、万全を期して1ヶ月に1回程度の通院が推奨されます。
慣れてきたら「2ヶ月に1回」の通院
インビザラインの取り扱いに慣れてきたら、通院頻度は2ヶ月に1回程度となります。従来のワイヤー矯正では1ヶ月に1回の通院が標準となっていることを考えると、かなり快適ですよね。1年間では6回くらい通えば良いので、通院にかかる手間や時間も半減させることが可能です。
ちなみに、インビザラインの通院毎の治療費は3,000~5,000円程度が相場となっています。船橋のタワーサイド歯科室では、通院ごとの調整料として4,400円いただいております。
通院頻度が低いのはなぜ?
ワイヤー矯正の場合には年12回程度通わなければならないところを、インビザラインではその半分の6回程度に抑えられるのは、インビザラインの独自性によります。
インビザラインは、アライナーと呼ばれるマウスピースを治療開始当初にすべて作成します。矯正のスタートラインからゴールまでの装置がもうすでに手元にあるので、通院のたびにワイヤーを曲げたり、ゴムを引っ掛けたりする必要がないのです。
極端な話、製作したすべてのアライナーをご自宅で定期的に交換していただければ、場合によっては矯正のゴール地点までたどり着くことができるかもしれません。ただし、これでは治療途中に不具合が起こることは当然考えら、その確認すら行われないことになります。つまり2ヶ月に1回の通院は、治療途中での予期しないトラブルを未然に防ぐため、もしくはトラブルが生じた際に対処するために必要なものなのです。
インビザラインの通院では何をするの?
インビザラインでは前述のように、2ヶ月に1回程度の通院がトラブル回避のために必要となります。
治療が計画通りに進んでいるかの確認
インビザラインで通院する主な目的は、治療の進行度の確認です。マウスピースを装着・交換がスケジュール通りに行われていれば、治療の進行も計画通り順調に進みます。そこでもし計画に遅れが出ている場合は、マウスピースの装着状況などを確認し、必要に応じて対処していきます。とくに患者様がマウスピースの装着を適切にできているかのチェックは重要です。
虫歯や歯周病のチェック
矯正治療は、虫歯発生のリスクを上げ、管理が適切でない場合には歯周組織にダメージを与えます。インビザラインによる治療でもそのリスクはゼロではありません。インビザライン矯正中に重症度の高い虫歯や歯周病にかかってしまうと、治療計画を立て直さなければならなくなるケースもあります。何よりもお口の健康のために、定期的な検診は重要といえます。
補助装置の点検
インビザラインでは、必要に応じてアタッチメントやリンガルボタンなどの補助装置を設置することがあります。そうした補助装置が外れた場合は、通院した際に付け直しを行います。
インビザラインの洗浄頻度についても知っておこう
インビザラインのマウスピースは歯磨きの際に取り外すことができるため、普段通りにブラッシングできます。その際、必ずマウスピースも洗浄するようにしてください。理想を言えば、口腔ケアの時だけでなく、マウスピースを外すたびに毎回水洗いをするのが望ましいです。
ブラシなどを使ってマウスピースを丁寧に洗浄するのは1日1回最低行いましょう。マウスピース専用の洗浄剤を使って洗うのは、週に2回程度がおすすめです。
まとめ
今回は、マウスピース型矯正装置「インビザライン」の通院頻度やその際の治療内容などについて解説しました。こうした情報はカウンセリングを受けてみなければわからないことが多いので、インビザラインの検討中の方の参考になれば幸いです。そんなインビザライン矯正についてさらに詳しく知りたいという方は、いつでもお気軽に船橋のタワーサイド歯科室までご相談ください。
歯科衛生士 加藤
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