インビザラインと裏側矯正、どっちがオススメ?値段や期間から徹底比較
こんにちは!船橋市のタワーサイド歯科室、歯科衛生士の田中です。歯並びをきれいにするための方法として、インビザラインと裏側矯正で迷う人もいらっしゃいます。いわゆる“表側矯正”は、最もスタンダードな矯正法ではあるものの、装置が目立ちやすいため、初めから選択肢にならないこともあるようです。そこで今回は、インビザラインと裏側矯正、どちらがオススメなのかを船橋のタワーサイド歯科室が詳しく解説します。
目次
インビザラインと裏側矯正の特徴
まずは、インビザラインと裏側矯正の特徴について考えてみましょう。
【インビザライン】
マウスピースを使った矯正治療
インビザラインの最大の特徴は、使用する装置が「マウスピース」である点です。樹脂製のマウスピースを装着することで、歯が少しずつ動いていきます。7~14日に1回交換し、全顎矯正では50枚くらいのマウスピースを使います。
装置は「目立ちにくい」
インビザラインのマウスピースは、一見すると何も着けていないように見えます。近くで見ると光の反射具合などでマウスピースの存在が確認できるので、あくまで「目立ちにくい」矯正法であり、装置が全く見えないわけではありませんので、その点はご注意ください。
【裏側矯正】
装置を歯の裏側に付ける矯正治療
裏側矯正は金属製のブラケットやワイヤーを歯列の裏側に装着する矯正法です。歯を動かすメカニズムなどは、標準的な表側矯正とほぼ同じです。ただし、装置が歯列の裏側にあることで様々な制限がかかり、表側矯正よりも煩雑な処置が必要となります。
装置は「見えない」
裏側矯正の装置は、“目立たない”のではなく“見えない”と表現して差し支えありません。近くで凝視しても、どのような角度で光が当たったとしても天然の歯質しか目に入らず、矯正装置の存在を感じることは大きなお口を開けない限りありません。これは裏側矯正の最大のメリットいえます。
インビザラインと裏側矯正、どちらが安い?
インビザラインと裏側矯正は、矯正装置が目立たないという点で共通している治療法ですが、どちらが安いのかも気になりますよね。
矯正治療というのは原則として自費診療となることから、歯科医院によって料金設定が異なります。しかし実際に調べてみると、多くの歯科医院でインビザラインの方が安いようです。インビザラインの全国的な費用相場は、全体矯正で800,000~1,000,000円程度、裏側矯正の場合は1,200,000~1,500,000円程度となっています。そのため「どっちが安い」という観点では、インビザラインに軍配が上がります。
インビザラインと裏側矯正、どちらが早い?
矯正治療は一般の歯科治療よりも長い期間を要します。部分矯正は3~12ヵ月くらい、全体矯正は1~3年くらいかかるのが一般的です。こうした治療期間は、矯正法によって極端に変動することはありませんが、半年程度の差が生じることはあり得ます。今回のテーマであるインビザラインと裏側矯正で比較した場合は、インビザラインの方が早く終わることが多いです。
「どちらが早い?」という観点においては、裏側矯正よりもインビザラインの方に優位性があるといえます。ただ、裏側矯正はインビザラインでは治せないケースにも適応できるというメリットもあり、治療法の優劣は簡単につけることはできません。
どちらがより患者さんに適した治療法なのか、その向き不向きを担当する矯正医とよくご相談なさると良いでしょう。
インビザラインと裏側矯正、どっちか迷ったら
ここまでインビザラインと裏側矯正の特徴や費用、治療期間の比較を行ってきましたが、結局どっちが良いのか答えが出ない方もいらっしゃいますよね。そんな方は以下の4点に着目して矯正法を検討してみてください。
矯正中であることを知られたくない場合
歯並びの治療を受けていることを周囲の人に知られたくないという人には、裏側矯正がお勧めです。上でも述べたように裏側矯正はブラケットやワイヤーが“見えない”だけでなく、固定式でもあるため、装置を着脱する必要もありません。ただし、会話の際に舌足らずな発音となって周りの人に気付かれることがある点には注意が必要です。
一方、インビザラインは“目立ちにくい”装置ではありますが、お食事や歯磨きの際には人前でマウスピースを外さざるを得ない場面にも遭遇することでしょう。
矯正にかかる費用を抑えたい場合
上述したように、「どちらが安い」という観点では、インビザラインに軍配が上がります。矯正にかかる費用を少しでも抑えたい場合は、費用がやや高くなる裏側矯正ではなく、よりロープライスなインビザラインがお勧めといえます。
矯正を早く終わらせたい場合
矯正治療を1日でも早く終わらせたいという方には、どちらかというとインビザラインがお勧めといえます。裏側矯正は矯正のシステム上処置が煩雑となり、治療期間が少し長くなってしまうこともあるからです。マウスピース矯正、裏側矯正両方が適応できるケースであれば、1日でも早く終わらせるという意味においてはインビザラインに優位性があります。
より痛みを少なく治療を受けたい場合
裏側矯正の器具が付く場所には、大変複雑な動きをする“舌”が存在します。このため舌の先だけでなく舌の根元部分にも頻繁に口内炎ができ、会話、お食事の際には患者さんにかなり我慢を強いることとなります。痛みを少なく治療を受けて頂くには、インビザラインを選択すべきでしょう。
まとめ
今回は、目立ちにくい治療法として有名なインビザラインと裏側矯正の値段や期間を比較しました。この2点にだけ着目すると、インビザラインの方が優れた矯正法のように思えますが、実際はもう少し多角的に検討する必要があります。
もちろん、「どっちが安い」「どっちが早い」という視点も重要となるのですが、患者さんによって使える場合と使えない場合がそれぞれ存在しますので、インビザラインと裏側矯正で迷っている方は一度、船橋のタワーサイド歯科室までご相談ください。当院は、インビザライン・裏側矯正・表側矯正のすべてに対応している歯科医院ですので、患者さんお一人おひとりに最善といえる治療法をご提案致します。
歯科衛生士 田中
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