「フッ素は歯を丈夫にする」ということは様々な情報でご存知の方も多いでしょう。フッ素とは、歯の表面の歯質を強くする「むし歯予防薬」です。むし歯になりかかっている歯を再石灰化する働きをします。
むし歯予防のための「フッ素」には、歯科医院で行なうフッ素塗布のほか、自宅で使えるフッ素入り歯磨き材や洗口液もあります。上手に使って、生涯むし歯ゼロを目指しましょう。
当院では、歯科医院専用の高濃度フッ素の塗布を行っています。お口の中をクリーニングできれいにプラークを除去した後にフッ素塗布を行います。
お口の状態を見せていただき、
・専用のトレーに含ませたフッ素を数分間噛んでいただくことで塗布する方法
・フォーム状のフッ素を綿球や歯ブラシで歯の表面に塗る方法
いずれかの方法で治療を行います。
1歳ごろで乳歯の前歯が生え始めたら、定期的に歯科医院でフッ素塗布を行うことをおすすめしています。
歯科医院で塗布するフッ素の濃度は、市販の歯磨き剤より高く、予防効果も高くなります。歯科医院でフッ素塗布をし、ご自宅ではフッ素入り歯磨き剤や、フッ素洗口剤を使用することをお勧めします。
現代は食習慣、生活習慣が大きく変わり、人間の体も変化しています。その一つに、歯並びやかみ合わせを含む「口腔の機能」があげられます。口は健康の入り口と言われる通り、食物の咀嚼や嚥下(飲み込み)、呼吸など、全身の健康とも大きくかかわっています。
矯正治療は「見た目の改善」をきっかけに検討される方が多いのですが、わたくしたち口腔の専門家から見ると、食べる、飲み込む、話す、呼吸、歯周病予防など、「食べる機能や健康の維持」のために、矯正治療やかみ合わせ治療をお勧めしたいケースは数多くあります。
当院では、様々なケースを経験した歯科医師が矯正治療を担当します。気になっている方、迷っている方はお気軽にご相談ください。