失った歯をできるだけ早く、目立たない装置で補いたい。そんな方に「コンティースデンチャー」をご案内しています。手軽に作れて、コンタクトレンズのような感覚で使える入れ歯は、これまでにない補綴治療の選択肢となります。
コンティースデンチャーは、株式会社三和デンタルが開発した新しい設計の部分入れ歯です。入れ歯でありながら、見た目や装着感、発音への影響といった観点からは「ブリッジ」に近い装置とも言えます。そして、コンティースデンチャーではブリッジのように歯を大きく削る必要はありません。つまり、ブリッジに近い安定感と審美性の高さを兼ね備えた部分入れ歯がコンティースデンチャーなのです。
コンティースデンチャーの金属部分は、生体親和性の高いチタンで作られています。しかもそのチタンは3Dプリンターで加工されるため、入れ歯の金属部分を限界まで薄く、小さくすることができます。その結果、少ない面積でも十分な安定性を確保することが可能となるのです。
従来の入れ歯は一般的に装置が目立ちやすく、異物感が大きなものです。固定式の装置ならそうしたマイナス面を回避しやすいですが、健康な歯を削ったり、外科手術が必要になることもあります。そうした従来法では十分な結果が得られないと感じる方には、コンティースデンチャーを一つの選択肢としてご提案できる場合があります。
コンティースデンチャーは、その名の通り入れ歯でありながら、床の面積が著しく小さい入れ歯です。これにより、装着感や審美性にも良い影響を与えます。
コンティースデンチャーはブリッジに近い安定感を提供しますが、歯を削る量は大変少なく済みます。残った歯を最大限に生かして、欠損部を補うことができます。
コンティースデンチャーの外側は、薄くて小さなピンク色の床が配置され、内側は3Dプリンターで加工したチタンが残存歯に沿うような形で装置を固定します。その設計により、お口を大きく開けても目立たない入れ歯となります。
コンティースデンチャーは、残存歯や粘膜にフィットするよう設計されているため、発音障害は起こりにくくなります。もちろん、会話中に外れるリスクは低くなるように製作します。
コンティースデンチャーは、噛み合わせが安定している患者さんの場合、最短2回の通院で入れ歯治療を完了することができます。まさにコンタクトレンズのような感覚で作れる・使える入れ歯といえます。
コンティースデンチャーと他の治療法には、次の違いが見られます
従来の部分入れ歯は、装置が目立ちやすく、装着時の違和感や異物感が大きいです。また、入れ歯が完成し、使用を開始してから使いやすくなるまでには、1ヵ月程度かかることが一般的です。
インプラントは、顎の骨に人工歯根を埋め込んで、人工歯を被せる装置です。外科手術が必須、治療期間が長い（4～10ヵ月程度）、費用が高い（1本あたり300,000～500,000円程度）などのデメリットを伴いますが、安定性が高く、硬いものでもしっかり噛めるようになります。
ブリッジは、欠損部の両隣の歯を支えとする補綴装置です。支台歯は通常の被せ物治療と同程度、削る必要がありますが、固定式の装置なので安定性は高く、健康保険を利用できるタイプもあります。治療にかかる期間は1ヵ月程度です。
コンティースデンチャーが製作できるのは、原則
に限ります。
状況によっては
に適応できる場合があります。このように、適応できる範囲が一般の義歯に比べて狭いことがデメリットと言えます。
